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1 ワールド・ロボット・サミット2025の開催を活かした取組み
・ワールド・ロボット・サミット2025の開催を活かせるよう、今後どのように取り組むのかを問う。
(商工労働部長答弁)
ワールド・ロボット・サミットでは、ロボット技術の競技を通じて若手研究者などが課題解決に挑戦することから、例えば、サービス業やものづくりの企業が、生産性や製品の機能を高めるために活用する糸口をつかんだり、次世代を担う学生がものづくりへの関心を高めるきっかけになり得るものと認識しております。
そこで、この機会を捉え、府内の企業や学生など、多くの方が来場し、ロボット技術の活用の可能性やものづくりの面白さを感じられる場となるよう、主催者である国やワールド・ロボット・サミット実行委員会に働きかけてまいります。
2 大阪公立大学と東北大学との包括連携協定について
・包括連携協定の締結による、大阪公立大学と東北大学との今後の連携の進め方について問う。
(副首都推進局長答弁)
大阪公立大学におきまして、東北大学と締結しました協定に基づき、まずは、ナノテラスを活用した材料科学分野での共同研究を開始いたします。
さらに、中百舌鳥キャンパスに令和6年度に整備いたします産学官民の連携拠点に、東北大学がブランチを設置し、スマートエネルギー分野におきまして、連携を進めてまいります。
また、東北大学が有します東日本大震災の知見を活用した災害対策や防災、国際教育、大学のデジタル改革などの分野でも取組を広げていくこととしております。
大阪公立大学としては、今回の協定締結を契機に東北大学との連携を深め、大阪の成長・発展に寄与していくこととしております。
3 食の安全安心の取組みについて
①冷蔵ショーケースの衛生保持に係る今後の取組みについて問う。
(健康医療部長答弁)
府民が直接食品等を購入する場合におきまして、食の安全安心を確保するためには、食品関連事業者の自主衛生管理の取組みが継続的に実施されることが重要であると認識しております。
お示しの冷蔵ショーケースの衛生保持につきましては、今年度内に府監視対象のスーパーマーケット約380店舗全てに事業者向けチラシにより周知啓発を行うとともに、今後、食品の衛生管理の手法でありますHACCPの講習会の場を活用し、具体的な清掃方法等を示しながら、さらなる啓発に努めてまいります。
また、事業者への監視指導のもととなりますHACCPの衛生管理の手引書には、お示しの冷蔵ショーケースの衛生保持に関する項目が含まれていないことから、国に対し項目の追加を要望しているところです。
引き続き、事業者の食品の衛生管理を促進し、食の安全安心の確保に取り組んでまいります。
②衛生対策や設備更新等にやる気があるものの、なかなか取組みを進められない中小企業・小規模事業者に対する支援について問う。
(商工労働部長答弁)
社会経済環境が変化する中で、取引企業や消費者のニーズ等を踏まえ、よりよい商品、サービスを提供するための取組みは、事業者の規模を問わず、経営課題の一つであります。
府では、大阪産業局や商工会、商工会議所などの支援機関において、中小企業・小規模事業者への経営課題に関する相談に応じておりますが、衛生対策や品質管理の向上などに取り組む中小企業等についても、人材確保や経営力強化、制度融資による資金繰り、そして、設備貸与などにより支援してまいります。
4 万博時の空飛ぶクルマのバードストライク対策について
・バードストライクの課題への対応について問う。
(万博推進局長答弁)
空飛ぶクルマの運航の安全確保につきましては、万博会期中はもちろんのこと、会期後も見据えて、対策を講じることが重要であると認識しております。
こうしたことから、現在、国や事業者等で構成する「空の移動革命に向けた官民協議会」におきまして、機体や運航の安全基準などに関する制度整備が進められているところでございます。
このような状況におきまして、離着陸場の運営に関わるバードストライク等の事象につきましても、関係者間で議論されているところでございます。
今後、この議論経過も踏まえながら、万博における空飛ぶクルマの運航が、夢洲の周辺環境にも配慮しつつ、安全性が確保されたもとで、次世代モビリティとして体験していただけるよう、関係部局や博覧会協会と連携して取り組んでまいります。
5 あいりん地域をはじめとする大阪の多文化共生社会づくり
①西成労働福祉センターにおける労働者への福利厚生事業の今後の取組みについて問う。
(商工労働部長答弁)
府の指定出資法人であります公益財団法人西成労働福祉センターは、あいりん地域の労働者に対する職業紹介、就労相談等の就労支援を実施しており、その一環として福利厚生事業等の取組みも行っております。
同法人が実施する福利厚生事業におきまして「たそがれコンサート」や「将棋愛好者の集い」を実施しておりまして、さらに、昨年から地域のNPO法人の協力を得まして、新たに「落語会」、「絵画展」及び「俳句の会」を開催しているところでございます。
これらの取組みにつきましては、労働者の慰労や生活に潤いをもたらし、労働者及び地域住民とのふれあいを通じて地域社会における連帯感を育む機会を提供するものと考えております。
引き続き、同法人があいりん地域に根差し、就労支援の役割をしっかりと果たせるよう、府として支援してまいります。
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②万博という好機を逃すことなく、地域の文化活動を活性化し、幅広い世代や多様な人々を文化の力でつないでいくべきと考えるが、所見を問う。
(府民文化部長答弁)
本府では、第5次大阪府文化振興計画におきまして、様々な立場の人々が大阪の文化芸術を共に創る、いわゆる「文化共創都市 大阪」を目指す将来像として掲げ、様々な施策を推進しているところでございます。
特に大阪・関西万博を控えた今、国内外からの来阪者に大阪の文化芸術を楽しんでいただくため、府内各地の文化資源の魅力向上や多彩で豊かな大阪の文化芸術の魅力発信の取組みを強化しているところでございます。
中でも、府内各地の文化財等を活用し、地域のさらなる魅力向上や発信強化を図る「大阪文化資源魅力向上事業」では、アーティストやプロデューサー等専門家と市町村等と連携し、地域の特徴や背景を生かした文化芸術プログラムを実施しているところでございます。
今年度は、江戸時代の趣を残す地域の資料館において、華道や雅楽のパフォーマンスを実施したほか、地元に愛されるシンボリックな城の庭園において色彩豊かな光のデジタルアートを展開するなど、幅広い世代に対する歴史の発信や新たな魅力創出に取り組んだところでございます。
このような取組みを通じ、地域の文化芸術活動を活性化するとともに、新たなつながりや文化の創造を促進し、あらゆる人々が文化を通じていきいきと活動できる都市を目指してまいります。