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公明党の中野剛でございます。
公明党大阪府議会議員団を代表して、今次定例会に提案されております諸議案等の採決にあたり、我が会派の見解を申し述べます。
はじめに第44号議案「平成29年度大阪府一般会計補正予算(第4号)の件」について申し述べます。
本年10月の台風第21号により甚大な被害を受けた道路・河川施設等の復旧にあたりましては、早期の復旧に最大限の努力をいただきますようお願いいたします。また、近年、このような自然災害が頻発していることから、大規模自然災害のリスクを踏まえた予防型の防災・減災対策を推進していただきますよう併せてお願いいたします。
次に、「国民健康保険法等の改正に関連する」第58号議案、第59号議案及び第69号議案について、申し述べます。
平成30年度からの国民健康保険の広域化について、これまで、大阪府と代表市町村とで構成する「広域化調整会議」で検討が進められ、「国民健康保険運営方針」が策定されました。
今後6年間の激変緩和措置期間内において、市町村の裁量を認めつつも、市町村は計画的に「法定外の一般会計の繰入」や「赤字」の解消等を行わなければなりません。今後、府にはさらに市町村への丁寧な説明や柔軟な対応を求めておきます。
また、国民健康保険加入者には、低所得者や高齢者が多いという構造的な課題があります。さらに医療費は増加する一方であり、国民健康保険制度を取り巻く環境が厳しい中、大事な点は今回の制度改革によって被保険者に過度な負担が生じないことであります。
保険料については、今般、仮算定が出されました。府内全体では1.66%の減ですが、保険料が上がる自治体が20団体あります。府内統一の保険料率を設けることで、将来にわたって市町村間の公平性を担保するという原則はもっともではありますが、上がる方には負担が大きく感じます。実際の保険料を決定する際には、低所得者や多子世帯への配慮も含め、国の保険者努力支援制度の活用等、保険料を下げる工夫をしていただきますよう求めておきます。
以上、申し述べましたが、今議会で採決される諸議案につきましては、第59号議案については、附帯決議を付して賛成、残余の諸議案については、すべて賛成であることを表明し、我が会派の討論とさせていただきます。
ご清聴ありがとうございました。