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1 女性の就職支援について
・テレワークに着目した女性の就職支援について問う。
(商工労働部長答弁)
コロナ禍で影響を受けている女性の雇用対策は急務と認識しており、女性の雇用に重点をおいた取組を府では進めています。
府の緊急雇用対策特設ホームページ「にであう」では、「仕事と家庭の両立がしやすい求人特集」など、女性のニーズを踏まえた求人情報を多数発信しており、OSAKAしごとフィールドでは、相談会を毎月開催し、コロナ禍で不安を抱える女性のサポートを強化しています。
一方テレワークの促進は、女性の就業機会の拡大という点からも時宜を得ており、今年度、サイボウズなどのIT系企業と連携し、テレワークの導入・定着を促す企業向けセミナーを実施しているところです。
年度後半は、一人でも多くの女性の就職につながるよう、テレワークを取り入れた求職者向けのセミナーやテレワーク可能な企業とのマッチングイベントの開催、リ・スキリング等を活用したITスキルの習得など、部の施策を連動させ、しっかりと取り組んでまいります。
2 リトルべビーハンドブックについて
・リトルベビーハンドブック作成の取り組みについて問う。
(健康医療部長答弁)
体重2,500グラム未満で生まれた低出生体重児については、発育・発達の遅延や健康に係るリスクについて、保護者が不安や育児上の悩みを抱えやすい傾向にあるとされており、とりわけ体重が1,500グラム未満の極(ごく)低出生体重児については、保護者の不安も高まりやすいと認識しています。
議員お示しのリトルベビーハンドブックのように、個々の成長に寄り添った情報や同じような育児経験を持つ方のメッセージ等を届ける取組みは、育児の後押しにつながるものと考えます。
今後予定されている国における母子健康手帳の改訂やデジタル化に関する検討、他府県の状況も注視しつつ、ハンドブックに期待される情報が保護者に届けられるよう、府として母子保健行政の主体である市町村と共に検討を開始してまいります。
3 アスマイル事業について
・アスマイル事業の今後の展開等について問う。
(健康医療部長答弁)
アスマイルにつきましては、現在、目標である30万人に対し、約25万人の方に登録いただいており、利用いただいている国保会員の健診受診率が平均を大きく上回るなど、日々の健康管理への活用や健康意識の向上に寄与していると考えています。
またこの3年間で、歩数や体重、睡眠時間など25万人分のPHRデータが蓄積されており、これらを健診データ等と組み合わせて、どのような改善につながったのか、といった分析を京都大学の協力を得て進めているところです。
あわせて、AIにより国保会員一人ひとりの将来の生活習慣病の発症確率等を算出する「健康予測モデル」の構築・搭載を進めており、12月中旬から運用を開始いたします。
今後は、国が進めるマイナポータルや民間PHR事業者との連携等により、その機能を更に充実させるとともに、蓄積したデータを、個人の健康づくりや市町村の新たな保健事業に有効に活用していくことで、健康寿命の延伸につなげていきます。
4 違法な電動キックボードについて
・違法な電動キックボードの取締りについて問う。
(警察本部長答弁)
議員ご指摘の違法な電動キックボードにつきましては、近年、キタ地区やミナミ地区の繁華街を中心として、違法走行が認められてきたところであります。
本年に入りまして、特に、ミナミの繁華街における走行が増加してきたことから、大阪府警察といたしましては、5月の中旬から、こうした違法な走行実態を早期に改善するため、警察本部と南警察署合同による集中的な交通指導取締活動を強化しているところであります。
具体的には、運転者に対して公道を走行するには、運転免許が必要であること、後写鏡、これはいわゆるバックミラーのことですが、後写鏡などの保安部品を備えていなければ「整備不良」に該当すること、などについて指導・警告を行うとともに、指導・警告に従わない運転者に対しては、検挙措置を講じているところであります。
本年8月末までの約3か月間において、「無免許・酒気帯び運転」を1件、「無免許運転」を3件、「整備不良者運転」を14件検挙しているほか、197件の指導・警告を実施しております。
こうした取組によりまして、違法走行は減少してきており、大変効果のある対策と考えられることから、今後も、違法走行のさらなる減少を目指して、交通指導取締活動を継続してまいります。
5 八尾警察署の移転建替について
・八尾警察署の移転建替について問う。
(警察本部長答弁)
八尾警察署の移転建替につきましては、現在、新庁舎建設に係る基本設計を進めている段階であります。
新庁舎は地上階のみで計画しており、災害発生時の防災拠点として機能するように非常用発電機等の浸水対策を徹底しているほか、警察車両の駐車場は、平面駐車及び地上2段式の機械式駐車場で、地下部分を設けない形で検討を進めております。
また、警察車両の出入口と来庁者用駐車場の出入口を別々に設け、できるだけ多くの来庁者用の駐車台数を確保する等によりまして、移転地の周辺道路環境を考慮した交通混雑への対策の検討も進めております。
さらに、大阪府福祉のまちづくり条例等に基づき、案内表示の設置や段差を設けないなどのバリアフリー対策を進めるほか、府民の皆さんの利便性を考慮し、低層階に各種窓口を配置する等の検討を進めております。
また、デジタル化への対応につきましては、警察業務のデジタル化に適応した新庁舎とするため、回線設備等の検討を進めております。
引き続き、府民の安全・安心を確保するため、これらの点に配慮しつつ、令和7年度の開署に向けて、取り組んでまいります。
6 都市計画道路八尾富田林線の整備について
・都市計画道路八尾富田林線の整備について問う。
(都市整備部長答弁)
都市計画道路八尾富田林線の中部広域防災拠点から旧大阪中央環状線までの約1km区間につきましては、平成29年11月に事業認可を取得し、これまでに、用地買収が必要となる土地36件について、境界確定が完了しました。
現在、建物の物件調査や用地買収を進めるとともに、道路構造物の詳細設計を行っているところでございます。
また、お示しのとおり、当区間は八尾空港敷地の一部を活用するルートとなっているため、空港施設の配置見直しなどについて、所管する大阪航空局と協議を行っております。
今後、用地買収が完了した箇所から文化財調査を行うなど、工事着手に必要な準備に着実に取り組んでまいります。